コラム

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在宅医療の未来~2025年には1.5倍以上100万人超え~

神戸・六甲で開院している在宅医療・一般内科・血液内科の赤坂クリニックです。 

2025年には在宅医療を受ける人数が、現在の1.5倍以上の100万人を超えると厚労省の推計で分かったと、1月27日の朝日新聞にも掲載されていましたね。今回は、今後ますます需要が高まる在宅医療についてお話します。

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在宅医療って?

在宅医療とは、医療者(医師、看護師)が通院困難な患者さんの自宅または居宅系施設などを訪問して医療のことを言います。医師が月2回ほど定期的に行う訪問診療の形式が基本となっています。急病や急変時などの場合には往診を行い、看取りまでを担います。

どんな患者さんが受けられるの?

在宅医療は認知症や末期がんなどのターミナル期、慢性的な病気などの入院・通院が困難な患者さんで、ご自宅での診療を希望される場合に受けていただくことができます。

在宅医療を受けるのに手続きは必要?

在宅医療を受けたい場合、もしも入院中の場合は、かかられている病院の主治医と相談が必要です。

通院中の患者様の場合は、病院の主治医とソーシャルワーカーなどと相談しながら進めていきます。

在宅医療をご検討、導入したい方は、ご本人様・ご家族の方より直接当院にお電話でお問い合わせください。

在宅医療にかかる費用は?

在宅医療も保険診療で受けていただくことが可能です。医療費には費用負担を軽くする制度(高額療養費制度)もあり、年齢や所得によって医療費の上限額が決まっています。例えば、70歳以上で医療費のご負担が1割負担の方の場合、1ヶ月あたりの自己負担限度額は14,000円程度となっています。

在宅医療に加え、介護保険を利用された場合は、介護保険分580円程度が別途必要になります。

訪問診療(在宅医療)をうけた場合、訪問診療の交通費はかかるの?

当院では基本的に1回500円を頂戴しています。

また、高速道路料金代、駐車場代など必要に応じて別途かかる場合がございます。

在宅医療で受けることができる診療内容は?

医師の診察、褥瘡などの処置、検査、注射、輸血、処方などの治療を受けていただくことが可能です。

お薬は、医師の指示でかかりつけ薬局より薬剤師が配達し説明を受けていただけます。

要介護認定を受けた場合は、ホームヘルパーによる在宅介護も受けることができます。

在宅医療に切り替えた後、また元の病院に戻ることができるの?

在宅医療、訪問診療に切り替えた後、病院での検査や加療の必要が出てきた場合には、元の病院と連携をとりながら治療を受けている形ですので、戻ることができます。ただ、症状などによっては、他の医療機関をご紹介する場合もあります。

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当院の場合は、訪問看護師、薬剤師、理学療法士と連携しており、24時間365日対応しています。

在宅医療・訪問診療のご相談などでお悩みの際は、赤坂クリニックまでお気軽にお電話でお問い合わせください。