インフルエンザと風邪の違いは?
神戸・六甲で開院している在宅医療・在宅輸血・一般内科・血液内科の赤坂クリニック/スナメリ訪問看護ステーションです。今年もインフルエンザが流行しており、当院でも新しい治療薬「ゾフルーザ」を処方しています。今回はインフルエンザとかぜの違いについてお話します。
Contents
インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザ
- 38℃以上の発熱
- 頭痛・関節痛・筋肉痛・倦怠感などの全身症状が急速に現れます
- 全身症状の後から咽頭痛、鼻症状などの上気道炎症状がみられることがあります
- 高齢者や免疫が低下している方は肺炎を伴うことがあり重症化する場合があります
- インフルエンザに対しては、抗インフルエンザウイルス薬を使用します
かぜ(感冒)
- 発熱はあっても微熱、またはない場合があります
- 上気道炎症状がみられます
- 頭痛・発熱・咽頭痛・筋肉痛・鼻症状など、それぞれの症状を緩和する解熱鎮痛剤、咳止め、去痰剤、抗ヒスタミン剤などが処方されます
インフルエンザ検査とゾフルーザ
当院では38℃以上の発熱がみられていなくても、インフルエンザが疑わしい場合には検査を行っています。
また、検査で陰性が出た場合にも、インフルエンザの症状が出ていたら「ゾフルーザ」の処方を院内で行っています。
ゾフルーザは1回服用するだけで、インフルエンザウイルスの増殖を抑える新しい治療薬です。
当院でゾフルーザを服用された患者さんは、「翌日には熱が下がり、咳は残りましたが、身体がとても楽になりました」とのことでした。当院では副作用なく、みなさん軽快しておられます。
インフルエンザの流行のピークは1月から2月です。気になる症状がありましたら、当院にお問い合わせください。