インフルエンザワクチンについて
神戸・六甲で開院している在宅医療・一般内科・血液内科の赤坂クリニックです。
インフルエンザワクチンは、インフルエンザの「感染」を完全にはおさえることができませんが、ある程度の「発症」をおさえる効果があることがわかっています。特に、高齢者や基礎疾患をもつ人がかかると重症化する可能性が高いとされているインフルエンザに対して、ワクチンが目的としているのは、その「重症化を予防」することです。ワクチン接種後、免疫がつく(抗体ができる)までは2~3週間です。また、その効果は3~4か月です。年内の予防接種をお勧めします。また、インフルエンザウイルスは毎年の流行の型が異なりますので、毎年の接種をおすすめしています。
今回はインフルエンザについてお話します。
インフルエンザって?
インフルエンザとは、“インフルエンザウイルス”によって引き起こされる感染症です。
インフルエンザの症状は?
- 38℃を超える急な発熱
- 頭痛
- 全身倦怠感
- 鼻水・くしゃみ・のどの痛み
- 筋肉痛・関節痛
- 嘔吐、腹痛・下痢など
ふつうの風邪との症状の違いは、急に高熱が出る、全身症状が先に出る、悪寒が強いなどがあります。またその経過が長引くことはあまりありません。
インフルエンザの治療法は?
経口投与、吸入、点滴の方法があります。
- タミフルを経口投与します。カプセル剤、小児では散剤による経口投与が一般的です。
- リレンザやイナビルの吸入薬
- ラピアクタの点滴静注
インフルエンザの予防は?
- 予防接種
- 手洗い、うがい、マスクの着用
- 消毒
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