マイコプラズマ肺炎
神戸・六甲で開院している在宅医療・一般内科・血液内科の赤坂クリニックです。
マイコプラズマ肺炎は1年中を通して発生していますが、ピークは12月~1月です。
今回はマイコプラズマ肺炎についてお話したいと思います。
マイコプラズマ肺炎とは?
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ・ニューモニア(Mycoplasma Pneumonia)という病原微生物が引き起こしており、非定型肺炎の中で最も多い肺炎です。
非定型肺炎とは、通常の細菌とは異なる非定型病原体によって起こされる肺炎のことです。
マイコプラズマ肺炎は、小児から30歳代の若い年齢の方に多く発症します。
また、肺炎球菌などによる肺炎は定型肺炎と呼ばれており、高齢者に多く発症します。
その症状は?
- 倦怠感
- 発熱(38℃以上の発熱)
- 咳(発熱後3~5日後咳が出始め、解熱後約4週間続くことがあります)
その他、関節痛、皮疹などが出ることがあります。
その治療法は?
主に抗菌薬を服用します。
予防法は?
マイコプラズマ肺炎の潜伏期間は3週間で、マイコプラズマ肺炎にかかった人は、咳が止まったあとも1週間ほど、体からマイコプラズマを排出しています。
日ごろから予防をこころがけましょう。
- うがい・手洗いの励行
- マスクを着用する
- 人ごみを避ける など。
気になる症状がある方は、早めに受診するようにしましょう。