井上大地先生の記事「白血病治療薬キムリア」のご紹介
神戸・六甲で開院している在宅医療・一般内科・血液内科の赤坂クリニック/スナメリ訪問看護ステーションです。当院の井上大地先生が神戸新聞関連サイト「まいどなニュース」にCAR-T細胞療法「白血病治療薬キムリア」について寄稿されました。CAR-T細胞療法の仕組みや今後の課題などを分かりやすく説明してくださっています。ぜひご覧ください。
https://this.kiji.is/552467182225441889
Contents
キムリアについて
- B細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)の治療薬です。
- キムリアによる治療はCAR-T療法と呼ばれています。これは「がん免疫遺伝子治療」で、がん細胞への攻撃力を高めるように患者さん自身の免疫細胞に遺伝子改変を行う治療法です。
- キムリアは特定の病院でのみ受けることができます。
キムリアの治療対象
治療を受けるときに25歳以下で、CD19抗原が陽性であることが確認されたB-ALLと診断されていて、以下のいずれかに該当する患者さんです。
- 初発の場合、標準的な化学療法を2回受けたが寛解が得られなかった
- 再発の場合、化学療法を1回受けたが寛解が得られなった
- 同種造血幹細胞移植を受けることができない場合
- 同種造血幹細胞移植後再発である場合
赤坂クリニックは医師、看護師、理学療法士、診療アシスタント(PA:フィジシャン アシスタント)、事務からなる「ひとりひとりのあなたらしくをサポートしていくチーム」です。今後も皆様に役立つ情報を提供してきます。