インフルエンザ新薬「ゾフルーザ」の副作用や効果
神戸・六甲で開院している在宅医療・一般内科・血液内科の赤坂クリニック/スナメリ訪問看護ステーションです。
ゾフルーザは2018年2月に厚生労働省より製造販売を承認され、3月より保険適応になった新しいインフルエンザ治療薬です。A型・B型のインフルエンザ患者が対象で、子供も飲むことができます。小児・成人ともに錠剤を1回服用するだけで、インフルエンザウイルスの増殖を直接抑える効果があります。今回はゾフルーザについてお話します。
今までの治療薬との違いは?
従来の治療薬はウイルスの増殖を抑えることはできず、細胞外に出るのを抑える仕組みでした。ゾフルーザは、従来の薬では対処できない耐性ウイルスが出現した場合の感染拡大にも役立つ可能性があるといわれています。
ゾフルーザの特徴
1回経口投与です。
インフルエンザウイルスが細胞内で増殖するのを抑制することで、インフルエンザの症状を緩和します。
ほぼ1日以内で解熱します。
副作用はあまりみられませんが、まれに下痢を起こすことがあります。
年齢や体重によって服用する量が決まります。小児の方はかかりつけの小児科にご相談ください。
当院では院内処方させていただきます。
訪問診療でのインフルエンザ治療は?
訪問診療の方は、ラピアクタ(点滴)やイナビル(吸入薬)ゾフルーザなど、ご病状に合わせた治療をさせて頂きます。
当院では10月15日よりインフルエンザ予防接種が始まりました。
ぜひお電話で赤坂クリニックにお問い合わせください。