冬に流行る感染症~RSウイルス感染症~
神戸・六甲で開院している在宅医療・一般内科・血液内科の赤坂クリニックです。
冬になると、様々な感染症が流行しますが、今回はRSウイルス感染症についてお話したいと思います。
Contents
RSウイルスとは?
RSウィルスは呼吸器に感染するウィルスです。
秋から春までというかなり長い期間にわたり流行が続きます。
症状は?
- 鼻水
- 咳
- のどの痛み
- 発熱(38℃~39℃の高熱になることがあります)
- 呼吸が浅くなる、早くなる など。
ひどくなると、喘鳴、細気管支炎、肺炎、呼吸困難などを引き起こすことがあります。
RSウィルスは喘息の症状を悪化させるだけでなく、喘息を患っていない人に発症させることもあります。
治療法は?
対症療法として、気管支拡張剤や去痰剤や抗生物質を服用します。
予防法は?
RSウイルスは目・鼻・口の粘膜から感染し、その感染力が強いので予防が肝心です。
- 日ごろからうがい・手洗いを行う
- 消毒を徹底する
- マスクを着用する
- 人ごみを避ける など。
特に乳児や小さな子供・高齢者が感染すると重症化しやすくなり注意が必要です。
気になる症状がある方は、早めに受診するようにしましょう。