六甲の内科・血液内科 訪問診療の赤坂クリニック・スナメリ訪問看護ステーションです。内科・血液内科の症状、往診、在宅医療はご相談ください。阪急六甲駅徒歩3分。

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〒657-0064神戸市灘区山田町3-1-15 六甲アトリエハウス 1階(阪急六甲駅徒歩4分)(内科・血液内科・腫瘍内科・往診・訪問診療)

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血液疾患について

血液疾患について

当院では日本血液学会認定の専門医・指導医が外来診療しています。

主な血液疾患

  • 鉄欠乏性貧血
  • 再生不良性貧血
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 慢性骨髄性白血病
  • 骨髄異形成症候群
  • 悪性リンパ腫
  • 多発性骨髄腫
  • 真性赤血球増加症
  • 骨髄線維症
  • 本態性血小板血症
  • 多血症

院内で行える検査・瀉血・輸血

  • 血液迅速検査・・・白血球、赤血球、CRPを約10分で測定できます
  • X線検査
  • 瀉血・・・赤血球の量をコントロールするため、静脈から血液を抜き取る治療法です。
  • 輸血・・・赤血球や血小板が少ない血液疾患には輸血を行っています。

MRIなどの画像検査、超音波検査などの専門な検査が必要な場合は、神鋼記念病院と連携し当院で予約を取ることができます。

診察可能な疾患の一例と特徴について

①悪性リンパ腫

悪性リンパ腫とは、白血球の一種であるリンパ球が癌化した悪性腫瘍です。本来、リンパ球は感染や異物から身体を守る働きをしていますが、これが増え続けて腫瘍になったものです。症状は、頚部・腋窩・鼡径部などリンパ節が腫れてきますが、一般的に痛みは伴いません。全身的にみられる症状は、発熱・全身倦怠感・体重減少・寝汗などです。診断には病変部のリンパ節または腫瘍の組織を一部採取する生検が施行され、その組織を顕微鏡でみる病理学的検査で悪性リンパ腫の診断と病型分類を決定します。どの程度、病気が広がっているか評価をするためにX線検査・CT・PET検査などが行われます。また悪性リンパ腫は骨髄に浸潤していることがあるため骨髄検査や、消化管に浸潤していることもあるので消化管内視鏡検査を行うこともあります。主な治療は化学療法と放射線治療で、造血幹細胞移植を行う場合があります。

②多発性骨髄腫

多発性骨髄腫とは、血液細胞の一種である形質細胞が癌化した病気です。形質細胞は、白血球の一種であるB細胞からできた細胞で、免疫グロブリン抗体をいう病原菌から身体を守るタンパク質を作っています。通常1%未満の形質細胞が10%以上に増え、M蛋白という異常な免疫グロブリンを産生し、身体に様々な症状があらわれます。骨髄腫細胞が骨髄中で増殖すると正常な造血ができなくなり、貧血による息切れ・倦怠感、白血球減少による感染症、血小板減少による出血傾向などがみられます。M蛋白が増えることにより血液の粘性が高くなると、血液循環が悪化する過粘調度症候群になります。また骨からカルシウムが溶け出し血液中のカルシウムが高くなる高カルシウム血症や、病的骨折や圧迫骨折が起こりやすくなります。診断は骨髄検査を行い、骨髄中の造血の状態と骨髄腫細胞の形態などを調べます。またX線で骨病変の有無を判定し、CTやMRIで診断することもあります。治療は、化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植などが選択されます。

③骨髄異形成症候群

骨髄異形成症候群(MDS:myelodysplastic syndrome)とは、骨髄中の造血幹細胞に異常が起こり、正常な血液細胞が作ることができなくなる病気です。白血球減少により感染による発熱が起こりやすく、赤血球減少による貧血によって息切れ・動悸・倦怠感がみられ、血小板減少で出血傾向となります。診断は血液検査で末梢血に血球の減少と形態異常がみられること、骨髄検査で異形成が認められると確定します。芽球(未熟な血液細胞)の割合、染色体異常や異形成の程度で病型分類します。血液や骨髄中の芽球の割合が20%以上になると急性白血病と診断されます。MDSは低リスク群で症状がなければ経過観察しますが、患者さんの病状・年齢。全身状態などにより、治療は支持療法、化学療法、造血幹細胞移植が選択されます。

④急性骨髄性白血病

急性骨髄性白血病(AML:Acute Myeloid Leukemia)は、造血幹細胞に何らかの遺伝子異常がおこり、癌化した細胞(白血病細胞)が増殖する造血器腫瘍です。放射線治療や化学療法後に発症する二次性白血病以外の原因は不明です。確定診断には骨髄検査や骨髄生検(骨髄組織の一部を直接採取する方法)が必要です。骨髄中の芽球が20%以上で急性白血病と診断し、各病型に分類します。AMLは病状の進行が速く、急に症状が出現することがあるので、早期の診断と治療が重要です。治療は抗がん剤で寛解導入療法を行います。寛解とは骨髄中の白血病細胞が5%以下の状態です。寛解が得られた後、地固め療法を行います。抗がん剤で5%以下になった白血病細胞を死滅させます。治療後の白血病の再発を防ぐために行われます。地固め療法後、寛解を維持している場合は経過観察を行う場合があり、年齢や状態によっては造血幹細胞移植を行います。

⑤急性リンパ性白血病

急性リンパ性白血病(ALL:acute lymphoblastic leukemia)は、白血球の一種であるリンパ球が幼弱な段階で悪性化し癌化した細胞(白血病細胞)が増殖することで発症します。6歳以下の小児に多く、成人の1年間の発症率は約10万人に一人程度です。ALLも病状の進行が速く、急に症状が出現することがあるので、早期の診断と治療開始が重要です。正常な血液細胞が作られないため、白血球減少による感染症状、赤血球減少による貧血、血小板減少による出血傾向などがみられます。ALLは中枢神経系に浸潤しやすく、頭痛・吐き気・嘔吐・手足のマヒなどの症状を起こすことがあり注意が必要です。診断には骨髄検査や画像検査のほか、髄液検査を行うことがあります。治療は抗がん剤を使用し、フィラデルフィア染色体陽性の場合は分子標的薬も併用します。寛解導入療法、地固め療法、維持療法の順番で行い1~2年行います。年齢や状態によっては造血幹細胞移植を行います。

⑥慢性骨髄性白血病

慢性骨髄性白血病(CML:chronic myeloid leukemia)は、骨髄中で白血球が必要以上に作られる病気で、造血幹細胞の遺伝子に異常が起こり発症します。病気の進行はゆっくりで、初期には症状はほとんどありません。しかし急性期に移行した場合、急性白血病と同様の症状(発熱、貧血、出血傾向など)がみられます。CMLの95%以上の患者さんにフィラデルフィア染色体という遺伝子がみつかっており、この染色体がCMLの原因となるbcr-ablという遺伝子を作っています。治療は分子標的薬が中心です。急性期の治療には、分子標的薬の増量・変更、化学療法の併用や造血幹細胞移植を検討します。

⑦慢性リンパ性白血病

慢性リンパ性白血病(CLL:chronic lymphocytic leukemia)は、白血球の一種であるリンパ球のうち、成熟した小型のBリンパ球(感染から守る役割)が悪性化し緩徐に増殖する病気です。日本での発症は少なく年間10万人に1~3人前後です。発症してもゆっくりした経過で、初期ではほとんど症状はありませんが、病気が進行すると発熱、倦怠感、体重減少、寝汗などがみられ、痛みを伴わないリンパ節腫脹などの症状が現れます。診断は血液のリンパ球の細胞表面をフローサイトメトリーで確認し、骨髄検査や画像診断を行い、病期分類をします。CLLは無症状の場合は経過観察を行い、進行した場合には抗がん剤治療を行いますが長期にわたり病勢コントロールが可能です。また血幹細胞移植を行う場合もあります。

⑧成人性T細胞性白血病/リンパ腫

成人性T細胞性白血病/リンパ腫(ATL:adult T-cell leukemia-lymphoma)はHTLV-1というウイルス感染で生じる血液がんです。感染経路は母乳による母子感染・輸血・性交による感染で、九州・沖縄地方など西日本に多くみられます。HTLV-1ウイルスに感染していても発症しない人をキャリアといいます。感染から発症まで約30~50年の潜伏期間があり、40歳を超えるまでATLの発症はほとんどなく、40歳を超えると年間にキャリア1000人に1人の割合で発症し、生涯発症率は5%といわれています。ATLは急性型、リンパ腫型、慢性型、くすぶり型に病期分類されます。急性型、リンパ腫型、予後不良因子をもつ慢性型は化学療法の治療が必要ですが、予後不良因子をもたない慢性型やくすぶり型は経過観察を行います。

⑨特発性血小板減少性紫斑病

特発性血小板減少性紫斑病(ITP:Idiopathic thrombocytopenic purpura)は血小板膜蛋白に対する自己抗体血小板結合性免疫グロブリンG(PAIgG)が発現し,血小板に結合する結果,主として脾臓における網内系細胞での血小板の破壊が亢進し,血小板減少をきたす自己免疫性疾患です。血小板減少とは、血小板数10万/µL未満をさします。最近では、ITPにおいては血小板破壊亢進のみならず、血小板産生も抑制されていることが明らかにされています。血小板自己抗体が骨髄巨核球にも結合し、血小板の産生障害を引き起こしていると考えられています。症状は点状出血、紫斑、粘膜出血がみられます。診断は血液検査で可能で、まれに骨髄検査を行います。治療法はピロリ菌陽性の場合は除菌を行います。効果的な治療法は未確立で、多くは長期のステロイド治療が必要です。

さらに詳しく知りたい方は、国立がんセンターのホームページに様々な情報が掲載されています

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